二世タレントが、バンド結成&フリーランスで活動するということ

こんにちは、ダチョウ倶楽部リーダーの娘の肥後千暁(ひごちあき)です。今回の記事では、バンド結成についてと、プロダクション等に所属せずに全てフリーランスで活動していたことを振り返ってみたいと思います。

何の計画もなく、熱い思いだけを抱いた10代の小娘は、大手プロダクションを勢いで退社。バンドで成功するぞ！と意気込むのは自由ですが、現実的なお話、バンドを結成するということは、まずメンバー探しから始まるわけです。何のツテもなかった私は、そりゃもう必死でした。

ライブハウスの人にお願いして協力してもらったり、ネット上でメンバーを募集しているグループに応募したり、バイト先で音楽をやってる人を誘ってみたり。
…ただ、ど素人がメンバーを探すのって、本当に大変なんです。メンバーを1人探すのさえ。笑

バンドメンバーを探すのは大変！？

①モチベーションが違う。
(仕事の合間にスタジオ入れたら楽しいよね☆などの趣味感覚)

②目的が違う。
(完全なる体目的。え、こんな私でも一応本当にいたんですよ？笑)

③売名目的
(メンバーになるのは嫌だけど、親も有名だしサポートくらいならいいよ！何かの話のネタには使えそうだし！でも本当に弾くだけね！あくまでも自分のバンド優先なんで！みたいな人)

④音楽の方向性が違う&その他諸々
(音楽の方向性が違えば、もちろんモチベーションが同じでも結成に至りませんし、同じ目標を持つ仲間を探すのは本当に大変なことです。)

中には、何を勘違いされたのか、ストーカーになりかけてる人もいました。そういう人に限って、『お前、本気で音楽やる気あるの？二世タレントのくせに！』とお説教してくるんですね。二世タレント嫌いならさっさと断れよ！笑 と言いたいところですが、後々トラブルになるのも嫌なので最後までお話しは聞いてあげましたけど、笑

なんだかんだ、Hacを結成するまでに2年もかかりました。ちなみに、3年間活動していたHacは、偶然、小学生時代の友人に再会したのがキッカケでした。彼も他でバンドを組んでいましたが、肥後の為なら！と、メンバー探しから一緒に頑張ってくれた、稀に見る良い奴です。笑

↓幼なじみのワタナベくん。今も仕事の合間にバンド活動をしている、爽やかな人です。本当に爽やか。無駄に爽やか。笑

↓ロックバンド『Hac』を結成。バンドマンにありがちな『チャラついた感じの人』じゃない人たちが集まりました。笑

Hacを結成後、バンド活動に励みつつ、フリーになった後でも、ありがたい事にテレビ出演のオファーも、たまーに頂いたわけですが…

プロダクションを辞め、フリーで活動するということ。これ、結構大変なんですよ。笑

二世タレントがフリーランスで活動するのは地味に大変！

①オファーが来た時に、本物のオファーかどうか見極める事(テレビ局のなりすましの可能性があるため)
②父親のプロダクションにオファーがあったことを連絡(あくまでも二世タレントなので親に迷惑が掛からない企画かどうか確認)
③そして1番気まずいギャラ交渉…笑

もちろん、ギャラ交渉といってもフリーランス価格なので、売れないうちはコスパはほぼ一緒なんです。だから、ぶっちゃけプロダクションに所属していた方が、何かと心強かったですし、楽チンでもありました。

ただ、私の本業はバンドだったので、そこはブレずに貫き通そうと頑張ったつもりではいます。でも、今思えば努力といっても、もっと出来たんじゃない？とも思いますね。ただ、何度振り返っても思うことは、私は本当にメンバーにも恵まれ、自分の納得のいく音楽で活動が出来たことは、とても感謝しています。
(本当にありがとう！私の青春でした！)

↓こんな感じで、ライブもしたり。

↓レコーディングもしました。みんなこだわりが強いから、大変でした。笑

インディーズでバンド活動を約3年間続けて気づいたことは、女性ボーカルバンドは色んな意味で難しい！ということですね！(女性のタイムリミット&バンドの流行りなど)
私が活動していた時期は、売れてるバンドさんはみんな男性ボーカルでした。私にもっと実力と魅力があれば、女性の私でも成功出来たのかも。でも無理でした…私には才能がなかったし、年齢も年齢でしたので(24歳でバンドも芸能活動も引退)。

なぜ、24歳で引退したのか？
それはまた次回お話ししますね！

つづく↓

チキチキ

元2世タレント、ダチョウ倶楽部のリーダー「肥後克広」の長女「肥後千暁」です。
日本バラエティ界の伝統芸能"熱湯風呂"と"熱々おでん"で、すくすくと成長→若気の至りで夢を叶えるべくバンドを結成→七光りすることもなく解散→芸能界を引退→OL（大手結婚相談所へ勤務）→夫の仕事をダラダラと手伝いながら主婦を満喫中。
現在は芸能界を引退し、賑やかな家族と一緒に平和な毎日を過ごしています。